クーマン監督の続投が決定したバルセロナが、バレンシアのスペイン代表DFホセ・ルイス・ガヤ(26)の獲得を検討していると、スペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が5日報じた。

ガヤがプレーする左サイドバックでは、ジュニオル・フィリポの退団が濃厚。ジョルディ・アルバとプレー時間を分け合える選手を探している。バルセロナのコーチ陣はガヤについて、守備が優れているだけでなく、攻撃的な特徴を備えていることを気に入っているという。

またフットボールディレクターのアレマニー氏は過去、バレンシアでゼネラルディレクターを務めていたため、ガヤのことを熟知している。ただガヤはすでにスペイン代表ではジョルディ・アルバをさしおいてレギュラーの座をつかんでおり、はたしてそういった選手を獲得することが、クラブにとって、そしてジョルディ・アルバにとって最善なのか、話し合われているという。

ガヤの今季のリーグ成績は33試合(先発32試合)、2847分間出場、1得点7アシスト。一方、ジョルディ・アルバは35試合(先発34試合)、3030分間出場、3得点5アシスト。

ガヤのバレンシアとの契約は23年6月30日まで。バレンシアは昨夏ダニエル・パレホやフランシス・コクランをビリャレアルに放出したように、今夏も財政難が続いているため、主力選手の何人かを売却しなければならない状況にある。(高橋智行通信員)