バルセロナが現在、4日のポルトガル戦でスペイン代表デビューを飾ったばかりのマンチェスター・シティーDFアイメリク・ラポルテ(27)を狙っていると、スペイン紙スポルトが6日に報じている。

バルセロナのセンターバック陣は現在、ジェラール・ピケ、クレマン・ラングレ、サミュエル・ウムティティ、ロナルド・アラウホ、オスカル・ミンゲサ、そして新加入のエリク・ガルシアと十分な戦力がそろっている。しかしクラブは、契約が2023年6月30日まで残り、年俸が高額なため難しいもののウムティティを今夏の移籍市場で放出し、新たにラポルテ獲得を目指しているとのこと。

またジョアン・ラポルタの会長就任後、両クラブ間の関係は良好で、ラポルテ移籍は双方にとって大きなメリットがあるという。その理由として同紙は、バルセロナにとってはビルバオ時代から興味を示していたセンターバックを獲得でき、マンチェスター・シティーにとってはレギュラーではない選手を手放すことができるためだと説明している。

しかしこの交渉が行われる場合、財政難のバルセロナが高額な移籍金を支払うことはなく、マンチェスター・シティーのジョゼップ・グアルディオラ監督に気に入られているセルジ・ロベルトが含められる可能性があるとも報じている。

この移籍が実現した場合、セルヒオ・アグエロ、エリク・ガルシアに続き、マンチェスター・シティーから今夏3人目の加入者となる。

(高橋智行通信員)