イングランドのPFA(プロ選手協会)は6日、マンチェスター・シティーのMFケビン・デブルイネ(29)が20-21年の最優秀選手に選ばれたと発表した。同選手は2シーズン連続の受賞で、これはアーセナル時代のアンリ、マンチェスター・ユナイテッド時代のロナウドに続いて史上3人目という。

デブルイネは今季公式戦40試合で10得点18アシストをマーク。司令塔としてマンCのプレミアリーグ優勝、イングランド・リーグ杯制覇、クラブ史上初の欧州チャンピオンズリーグ決勝進出などに貢献した。

同賞は選手の投票による選出。デブルイネは「選手たちが選んでくれたということは、僕は本当によくやったということだ。みんなチームであらゆる優勝カップを欲しいだろうが、これは別の意味で重要なトロフィーだ。毎試合戦っている仲間やライバルが選んでくれたんだ。その意味は大きいよ。試合というものを最もよく知っている者たちの目なのだから」と、敵にも味方にも認められた喜びを語っている。

さらに「これは子どもに自慢できる。『見てよ、これがパパが若い頃にやったことなんだよ』と」と、その価値を強調していた。

同賞の候補選手としては、マンCからデブルイネ、ディアス、ギュンドガン、フォーデンの4人、得点王のトットナムのケーン、マンチェスター・ユナイテッドのフェルナンデスを加えた6人が選ばれていた。

デブルイネはベルギー代表としても欧州選手権での活躍が期待されているが、欧州CL決勝チェルシー戦で鼻骨と眼窩(がんか)を骨折、12日の初戦ロシア戦は欠場する見通しとなっている。