ブラジル代表の全選手、監督、スタッフらが8日のW杯南米予選パラグアイ戦後、共同で声明を発表。アルゼンチンとコロンビアで共催されるはずだった南米選手権が、新型コロナウイルスのまん延等の理由により、ブラジルでの開催となったことについて遺憾の意を示した。

ただ、声明では「我々は南米選手権の開催に反対します。しかしブラジルのナショナルチームに対しては絶対に“ノー”ということはありません」「我々には5度の世界一に輝いたこの歴史ある緑と黄色のユニホームで成し遂げなければならない使命があります」などとして、南米選手権をボイコットすることはないと説明した。

アルゼンチンやコロンビアだけでなく、ブラジルでも依然としてコロナウイルスは猛威を振るっており、大会の開催を承認したボルソナロ大統領に反発した野党が、最高裁に大会の中止を訴えている。これが認められれば南米選手権がブラジルで開催されない可能性もまだ残されているという。