スペインサッカー連盟は10日、欧州選手権に出場する同国代表のメンバーが新型コロナウイルスワクチンを接種しないとスペイン政府へ伝えた。地元ラジオ局カデナ・コペが報じた。

スペインでは現在、ワクチンを接種できるのは40歳以上に限られている。ただ代表ではブスケツ(バルセロナ)とジョレンテ(リーズ)の2人がコロナウイルスに感染していることが発覚。スペイン保健省が特例でワクチンを接種することを許可していた。

選手たちは11日午前にファイザー製のワクチンを接種する予定になっていた。だが副反応の危険性や、11日に接種しても効果が十分に現れるのは決勝トーナメント以降になると考えられるため、接種を見送ったという。

スペインは14日の欧州選手権1次リーグ初戦でスウェーデンと対戦する。(高橋智行通信員)