バイエルン・ミュンヘンに所属するポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキ(32)が今夏、素晴らしいオファーが届いた場合には他クラブへの移籍を検討する可能性があると、スペイン紙アスが11日に報じている。

同紙が選手の関係者から得た情報によると、レバンドフスキはドルトムントで4シーズン、バイエルン・ミュンヘンで7シーズンとブンデスリーガで合計11シーズンを過ごした後、他のリーグや文化を知るのに最適な時期と考えているとのことだ。しかし、2023年6月30日まで契約が残っており、バイエルン・ミュンヘンが移籍に難色を示していることが最大の障害になるとのこと。また現在の年俸は手取り1000万ユーロ(約13億円)となっている。

そんな中、レバンドフスキのもとには欧州のビッグクラブから多数のオファーが届いており、パリ・サンジェルマンやマンチェスター・シティー、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシーなどの名前が出ている。

またレアル・マドリードがドルトムント所属のノルウェー代表FWアーリング・ハーランドと契約できなかった場合、レバンドフスキ獲得に動くと同紙は伝えている。Rマドリードは過去、レバンドフスキがドルトムントからバイエルン・ミュンヘンに移籍直前の2014年に契約間近に迫ったことがあったが、最終的に実現せず、2016年に再び獲得に動くも達成できなかった。 レバンドフスキの夢はキャリアを終える前までにRマドリードでプレーすることだと同紙が伝えているため、14日のスロバキア戦で欧州選手権を開始するポーランド代表FWが来季、新たな環境を求めるかどうか、今後の動向を注意深く追う必要があるだろう。

(高橋智行通信員)