日本サッカー協会(JFA)技術委員会強化部会員として、欧州を拠点に最先端のサッカーの情報を収集している元日本代表MF藤田俊哉氏も「イングランドで注目しているのはMFフィリップス。私がリーズのフロントにいた時、もっと若いころの彼を見ている。ケーン(トットナム)やフォーデン(マンチェスターC)らスターたちの中で、どれくらいやれるのか。イングランドが中盤をどう構成するかも興味深い」と期待していたイングランド代表MFカルバン・フィリップス(25=リーズ)がチームをけん引する働きを見せた。

4-3-3のインサイドハーフとしてフル出場。後半12分にドリブルで右から中央へ切れ込みながら、FWスターリング(マンチェスターC)へスルーパス。決勝点を演出した。フィリップスは「とても楽しめたよ。アシストも決めて勝ち点3を取れるなんて、最高の気分だ」とよろこんだ。

試合後、欧州選手権公式ツイッターアカウントが「だれが一番印象的だった?」とファンに質問したところ、フィリップスの名前が多く書き込まれ、「英国のピルロだ」というコメントもあった。