スウェーデンは強敵スペインと0-0で引き分けた。ボール支配率は25%、相手からシュート17本を浴びながら、全員守備とGKオルセンの好守で、価値ある勝ち点1を獲得した。

アンデション監督は「あの相手から勝ち点を得るには、こう戦うしかない。献身的にゲームプランを実践した選手は素晴らしかった」と素直に喜んだ。

前半16分のオルモのヘディングや、後半45分のモレノの至近距離からのシュートを阻むなど、ビッグセーブを重ねたGKオルセンは「この勝ち点1は僕だけのものじゃない。みんながこの暑さの中で走り続けた。信じられないほどのチームの努力」と、速く細かくパスを回す相手をしつこく追い続けたチームメートに感謝した。「これは僕らのベストゲームではないけど、まさにバトルだった。後ろからみんながどれほど激しく走ったかを見て、誇らしかった」。

攻めては「王様」イブラヒモビッチが故障で招集されなかった中、イサクが見せ場をつくった。前半40分にはペナルティーエリア右に進入して、揺さぶってからシュート。後半16分には相手3人に囲まれながらも、横パスを出して決定的場面を演出した。いずれも得点にはならなかったが、存在感を示した。「もう少しボール支配できればよかったけど、状況は受け入れられる。最後まで戦った」とし、勝ち点1にも満足だと話した。