ウェールズが2－0でトルコを下して、今大会初勝利を挙げて勝ち点4とした。主将のベールは自身の得点こそなかったものの、2得点を演出する活躍だった。トルコは2連敗。

ウェールズは前半42分、ベールが絶妙な浮き球パスを放り込むと、ラムジーが完璧なタイミングで走り込んで胸トラップ、右足で流し込んで先制点を挙げた。

後半16分にはベールが倒されてPK獲得、自ら蹴ったが枠を外れ、追加点とはならなかった。

だが、後半ロスタイムに右CKからベールがドリブルでペナルティーエリアまで進入、折り返しをロバーツが決めて勝ちきった。

ベールは試合のMVPにも選ばれ、「懸命に戦ったし、勝利がうれしい。PKは失敗したけど、個性は出せたと思う」と、相手の意表を突くプレーなどが効果的だったと言いたげだ。

追加点を挙げたロバーツは、代表通算28試合目で18年9月以来となる2ゴール目。試合後は「サッカー人生の中で最高の瞬間だ。次のステージに向けて大きな1歩。日曜日には大一番（イタリア戦）があるが、今日の勝利は今日の勝利」と大喜びだ。

また、ページ監督は「これ以上誇らしいことはない。ギャレス（ベール）は持ち味を示した。誰でも失敗はするし、彼はそれを乗り越えて、まさに最優秀選手だ」と手放しでベールを称賛していた。

一方、ベールやラムジーら攻撃陣が注目されるが、ウェールズは直近17試合で12試合無失点と、守備でも好数字を残している。

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