セルヒオラモスの退団が決定したため、来季はブラジル人のマルセロ(33)がレアル・マドリードのキャプテンを務めることになると、スペイン紙マルカが17日に報じている。

同紙によると、Rマドリードの第1キャプテンを外国人選手が務めるのは、1904年のグアテマラ人フェデリコ・レブエルト以来、実に117年ぶりのこととなる。そしてRマドリード最初の外国人キャプテンは英国人のアーサー・ジョンソンで、クラブ創設年の1902年のことだった。

Rマドリードには現在、トップチームの在籍年数が最も長い選手がキャプテンを務めるという慣習があり、2007年1月に加入し、来季16シーズン目を過ごすマルセロが、100年以上スペイン人選手が務めてきた流れを止めることになる。

来季、マルセロに次ぐ第2キャプテンは2009年夏に入団したベンゼマ、第3キャプテンは退団の可能性のある2011年加入のバランと、現時点ではフランス人選手が占める予定である。そして4番手がスペイン人のナチョとなっている。

しかし、マルセロは今季、メンディにレギュラーの座を奪われており、来季もその状況が続く可能性が高いとみられているため、ピッチ上で最も多くキャプテンマークを巻くのはベンゼマになると推測されている。(高橋智行通信員)