レアル・マドリードは17日、セルヒオラモスの退団セレモニーを実施した。同DFはその後、オンラインで記者会見を行い、退団の経緯などを説明した。以下、一問一答。

-退団について

セルヒオラモス 最初に言いたいのは、僕がまったくRマドリードを去りたくはなかったということ。ここにいるつもりだった。

-なぜ退団にいたったのか?

セルヒオラモス 僕たちが優勝を成し遂げたロックダウン下での(19-20年)リーグまでさかのぼる必要がある。あの後、クラブは僕に契約延長のオファーを掲示してきたが、新型コロナウイルスの影響で(話し合いが)中断された。そしてここ数カ月の間にクラブから新たに1年間の契約延長および給与カットという内容のオファーを受けた。でも(契約延長しなかったのは)お金の問題ではなかった。僕は家族と自分の安心のために2年延長を望んだんだ。最後の話し合いでオファーを受け入れようとしたが、クラブから『もう無理だ』、『期限があった』と言われてしまった。

-契約延長のオファーに期限があったのか?

セルヒオラモス 1週間前に代理人を通じて期限があったことを伝えられたので驚かされた。オファーを受け入れようとしたが手遅れだったんだ。でも恨みもないし、対立もしたくもない。僕はこの家族のことを心に留めている。これは再会を約束した上での別れだ。ずっと僕の心の中に彼らはいるだろう。

-いつか再びRマドリードと契約したいか?

セルヒオラモス もちろん。人生の中で最も素晴らしい時代だったからね。多くのタイトルを獲得できたし、僕の人生でベストの決断のひとつだった。Rマドリードと何度でも契約するだろうね。

-来季の去就は?

セルヒオラモス どのチームのこともまったく考えていなかった。交渉が自由になった1月以降、興味を持ってくれたクラブからいくつか電話をもらったけど、Rマドリードを去ることは頭になかった。でもこれから、自分にとって良い選択肢を探すつもりだ。セビリアは僕のもうひとつの心のクラブだけど、彼らが望んでいないように僕もその選択肢を考えていない。バルセロナに関しては絶対的にノーだ。(高橋智行通信員)