レアル・マドリード退団が決定したDFセルヒオラモス(35)が、パリ・サンジェルマンに“逆オファー”をしたと、スペイン紙アスが18日に報じた。

セルヒオラモスは17日の退団会見の中で、1週間前にRマドリードからの契約延長オファーを受け入れようとした際、すでにその期限が切れていることを知らされたこと、そして他クラブからのオファーが何もないことを明かしていた。そんな中、同DFの代理人が、入団の可能性を探ってパリ・サンジェルマンに問い合わせを入れたという。

パリSGにはかつて一緒にプレーしたGKナバスとMFディマリアがおり、サラビアやリコ、エレラ、ベルナトといったスペイン人選手も所属している。アルゼンチン人のポチェッティーノ監督とはスペイン語で会話ができ、マドリードから飛行機で約2時間という距離も、パリSG移籍を魅力的なものにしているという。

一方、パリSG側も、DFチアゴシウバを昨夏チェルシーに放出し、来季に向けて経験あるセンターバックを必要としている。セルヒオラモスは退団会見で、重要なのは金銭面ではなく、2年以上の複数年契約であると訴えた。今後、その条件を満たすクラブが現れるのか注目される。(高橋智行通信員)