リヨンのオランダ代表FWメンフィス・デパイ獲得に合意したバルセロナが、次に優先させるのはMF補強だとスペイン紙マルカが19日に報じた。

新型コロナウイルスの影響もあり、多額の負債を抱えるバルセロナは、すでにオランダ代表MFワイナルドゥム獲得競争で、パリ・サンジェルマンの資金力の前に“完敗”。引き続きブスケツ、デヨング、ペドリのレギュラー陣を補完できる中盤の選手を探している。

ピャニッチとアレニャはクーマン監督の来季構想に入っておらず、今夏放出が濃厚。テクニックのあるリキ・プッチは残留する予定だが、フィジカル面に課題を残しており、クーマン監督を納得させるにはいたってない。将来性豊かな18歳のイライクス・モリバには契約延長を申し出ているが、他クラブからもオファーが届いており、来季去就は不透明だ。

クラブは現在、スペイン代表歴のあるRソシエダードMFミケル・メリーノを補強候補に挙げているが、6000万ユーロ(約78億円)に設定されている契約解除金を支払うのは困難だとみられている。(高橋智行通信員)