南米サッカー連盟(CONMEBOL)は21日、現在開催している南米選手権(コパ・アメリカ)で、新型コロナウイルス検査で陽性を示した件数が140件に上ったと発表した。17日に発表された66件からさらに増加した。

ただ、ここまで実施された合計1万5235回の検査で陽性率は0・9%。CONMEBOLは「以前の数字と比べて発生率は減ってきている。コロナを予防する対策と手順が、予想通りに効果を上げている証拠だ」と声明を発表した。

とはいえ、チリ代表が外部の美容師を宿泊ホテルに招き入れ、コロナ対策の規則違反となるなど、外界との接触を完全に絶った「バブル方式」にはすでにほころびが出ている。

安心、安全な東京オリンピック(五輪)開催を目指す日本にとっても分かりやすい先例となるだけに、南米選手権での今後のコロナ感染状況に注目が集まる。