欧州サッカー連盟(UEFA)は24日、21-22年シーズンから欧州カップ戦において、アウェーゴールのルールを廃止すると発表した。

アウェーゴール・ルールは1965年に始まり、ホーム・アンド・アウェーの2戦合計が同点となった場合、アウェーの試合で多く得点したチームを勝利としてきた。今後はアウェーゴール数で勝敗を決める代わりに、延長戦とPK戦が導入される。

アウェーゴール・ルールの廃止は、男女およびユースの全欧州カップ戦予選から適用される。

UEFAのチェフェリン会長は同ルール廃止の理由について「(アウェーチームの攻撃を促すという)本来の目的に反して、現在では逆にホームチームの積極的な攻撃を妨げている。特に第1戦で、相手にアウェーゴールを与えたくないがために」「現在ではサッカーのスタイルが均一化されてきて、欧州中でそれほどプレースタイルに差がなくなり、いろんな側面でホームアドバンテージが昔よりなくなってきているから」などと説明した。