イスラエル1部ベイタル・エルサレムは、8月4日にエルサレムで行うことが暫定的に決まっていたバルセロナとの親善試合が中止になったと明かした。

両クラブとも親善試合について公式発表はしていなかったが、ベイタル・エルサレムの関係者によると、バルセロナ側がエルサレムでの開催を嫌がり、別の場所での開催を打診してきたのだという。ベイタル・エルサレムのホゲグ・オーナーはエルサレムではなくテルアビブでの開催も検討したが結局、試合の取りやめを決断した。

イスラエルは、東エルサレムを含めたエルサレムを「永遠で不可分の首都」として一方的に併合を宣言。これに対し、パレスチナは東エルサレムを「パレスチナ国家」が誕生した際の首都としており、双方の対立が続いている。

バルセロナは「地球上の人々の権利と自由を守る」ために活動してきた歴史があり、パレスチナ側の立場も尊重しており、エルサレムでの試合を拒否したとみられる。