ブラジルの警察当局は21日、アルゼンチン1部ボカ・ジュニアーズの選手6人と関係者を逮捕した。

ボカ・ジュニアーズは20日のリベルタドーレス杯決勝トーナメント1回戦第2戦(ベロ・オリゾンテ)でアトレチコ・ミネイロと対戦。0-0で引き分けた。2戦合計0-0となり、PK戦に突入。ボカ・ジュニアーズは1-3で敗れた。

第1戦、第2戦ともにビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の微妙な裁定によってゴールが取り消されていたボカ・ジュニアーズの選手たちは試合後に怒りを爆発させ、両軍選手、関係者を交えた乱闘騒ぎが起きた。ボカ・ジュニアーズの選手たちがアトレチコ・ミネイロのロッカー室に入ろうとしたため、警察が催涙スプレーを使って阻止したという。

その場では逮捕等はなされなかったが、翌21日に警察当局があらためて乱闘に関わったボカ・ジュニアーズの6人らを逮捕。器物損壊で逮捕された2人は3000レアル(約6万4000円)の保釈金を支払って保釈され、暴行等のために逮捕された4人は、裁判に出廷することを条件に保釈された。

ボカ側は声明を発表し「悪意のある、意図的なVARの使用によって、我々のファン、選手、コーチ陣は傷つけられた。2試合ともに勝利したチームが敗退となるのは初めてのことだ」などとアトレチコ・ミネイロ側を非難した。