センターバックの補強を狙うローマが、すでにバルセロナのフランス代表DFクレマン・ラングレ(26)獲得へ向けて、交渉を開始している可能性が出てきた。スペイン紙スポルト電子版が25日に報じた。

バルセロナはラングレを積極的に放出するつもりはないが、ローマがすでにバルセロナと接触している可能性があるという。ラングレについては数週間前、故障のため欧州選手権のイタリア代表メンバーから外れたMFペレグリーニとのトレード話が浮上していたが、ローマ側が拒否したため実現しなかったという。

ローマはラングレの獲得資金として約1500万ユーロ(約19億5000万円)を準備すると見られている。だがバルセロナにとっては金額が不足しており、売却する場合は最低でも2500万ユーロ(約32億5000万円)を要求すると見通しだ。

ラングレ自身、第1希望はバルセロナでプレーを続けることで、移籍する場合にはプレミアリーグを希望している。これまでに獲得に興味を持つクラブとしてウェストハムやエバートンの名前が挙がっていた。(高橋智行通信員)