昨季トップチームデビューを果たしたバルセロナB所属のMFイライクス・モリバ(18)が、SNS上で受けている人種差別的な侮辱に対し、強く非難したことをスペイン紙スポルト電子版が27日に伝えている。

イライクスは26日、自身のTikTokのアカウントを通じてSNSに寄せられた深刻な人種差別的な内容のコメントを紹介し、耐え難いものであることを強く訴えた。その内容は「誰もお前のような黒人になりたくない」、「卑劣な猿」、「もしお前に会ったら刺してやる」といった非常に痛烈なもの。

同紙はこのような侮辱を受けるに至った原因について、イライクスがバルセロナと来年6月30日で契約が切れるにもかかわらず、クラブに提示された契約延長オファーを拒否しているためだと説明した。

イライクスは現在、Bチームで新シーズンの準備を継続している。その理由について同紙は、クラブがイライクスと代理人の交渉のやり方を不快に感じており、トップチームの練習およびBチームでのプレシーズンマッチ参加を許可していないためだと伝えている。(高橋智行通信員)