レアル・マドリードが27日、フランス代表DFラファエル・バラン(28)のマンチェスター・ユナイテッドへの移籍を発表した。クラブは移籍金について明らかにしていないが、スペイン紙マルカは約5000万ユーロ(約65億円)だと伝えた。

バランは18歳時の11年夏にRマドリードに加入し、在籍10シーズンで公式戦360試合に出場。17得点を記録した。その間、欧州チャンピオンズリーグ4回、クラブワールドカップ4回、UEFAスーパーカップ3回、スペインリーグ3回、国王杯1回、スペイン・スーパー杯3回の計18タイトルを獲得した。

Rマドリードでは今夏、セルヒオラモスに続き長年チームを支えてきたレギュラーのセンターバックがチームを離れることになった。これにより現時点で同ポジションの選手は、ミリトン、ナチョ、新加入のアラバ、期限付き移籍から戻ってきたバジェホ、そしてBチームのカスティージャ所属のチュスト、ヒラとなっている。

この中で東京オリンピックに参加中のバジェホに退団の可能性があり、それが実現した場合、カスティージャのセンターバックのひとりがトップチームに昇格することが濃厚と見られている。(高橋智行通信員)