マンチェスター・ユナイテッドのマーカス・ラッシュフォードをはじめとする選手たちは、ポール・ポグバ(28)が残留するように説得していると、27日付英紙サン電子版が報じた。またラッシュフォードらはフランス代表のチームメートのラファエル・バランが移籍加入したことが、ポグバの残留材料になると考えているという。

ポグバは、これまでマンチェスターUとの契約延長を拒否していた。パリ・サンジェルマンが獲得競争をリードしているというが、5年前にマンチェスターUが支払った移籍金8900万ポンド(約137億円)の約半額しか支払うつもりがないという。

「ラッシュフォードや他の選手が、ポグバを残留させるためにできることはすべてやっている。ポグバが移籍してしまうことでチームのキープレーヤーがいなくなってしまうと感じているようだ。チーム全体からワールドクラスの選手と思われている。まだ控室でも中心人物だ。チームが苦戦しているときに若手選手が頼りにしている存在だ」と関係者が話した。

ポグバは、今週中にトレーニングに戻る予定で、クラブとの契約延長の最終的な合意を詰めているところだとチームメートに伝えたといわれている。ただ2012年には、より良い契約のためにユベントスに移籍した過去があり、同じことが起こるのではないかと懸念されている。(A・アウグスティニャク通信員)