東京オリンピック(五輪)準々決勝コートジボワール戦でハットトリックを記録して、スペインを逆転での4強入りに導いたFWラファ・ミル(24=ウルバーハンプトン)が、バルセロナに“逆オファー”を出しているとスペイン紙スポルト電子版が1日に報じた。

代理人のジョルジュ・メンデス氏は以前からラファ・ミルをバルセロナに売り込んでおり、最初のオファーは数カ月前。その時はバルセロナに断られた。しかしそれ以降、ラファ・ミルが素晴らしいパフォーマンスを見せてきたため、バルセロナはデンマーク代表FWブライトバイテやBチームのアルバニア代表FWマナイの放出を待ち、ラファ・ミル獲得を検討しているという。

またウルバーハンプトンも、ラファ・ミルとの契約が来年6月30日で切れるため売却を希望しており、トレードを受け入れる可能性もある。ラファ・ミルは昨季、岡崎慎司も所属したウエスカに期限付き移籍で加入し、1メートル91センチの身長や強靱(きょうじん)なフィジカルを武器に公式戦16得点を記録した。そして今季、再びスペインに戻ることを望んでいるという。(高橋智行通信員)