かつてバルセロナでメッシとともにプレーし、現在はフランス1部モナコに所属する元スペイン代表MFセスク・ファブレガス(34)が「フランス1部は人々が思っているほど簡単じゃない」と、パリ・サンジェルマン入りを決めた親友へ“警告”を発した。英デーリーメール電子版が報じた。

モナコは昨年11月、当時トゥヘル監督(現チェルシー)が率いていたパリSGに0-2から3-2と逆転勝利。セスクはPKで決勝点を挙げている。フランス1部のレベルを知るだけに「パリSGが昨季優勝を逃した時、みんな大惨事が起きたと思ったはず。あれだけお金をかけているのだから。リーグ自体についてもパリSGの1強だと考えている人は多い。でも実際はここ5年はモナコとリールが割って入っているんだ」と説明。「人々が思うほど(フランスは)簡単じゃない。強度が高くアグレッシブで、速くて強い選手がそろっている。彼らは守備がとてもいいからね」と話した。

セスクはさらに「新聞にはパリSGが最強だと書いてある。でもそれが何かを保証するわけじゃない。ウチのチームはタフで、エネルギーにあふれた若い選手が多くいる。自分たちのやっていることに自信を持っているし、シーズンの最後までパリSGと戦い続ける」と宣言した。

一方、セスクはバルセロナの下部組織にいた13歳の時から知っているメッシがフランスにやってきたことについては「いろいろな意見があるけど、素晴らしいことだと思う」とし、「ウチの選手たちはメッシと対戦できることを喜んでいるよ。夢だったって。みんな(12月中旬の対戦で)ユニホームを交換したがってる。だから僕は『我々は25人いるけど、メッシは2着くらいしかユニホームを持ってこないぞ』と言ってるんだ」と笑顔を見せていたという。