アーセナルに移籍加入した日本代表DF冨安健洋(22)が移籍後、初スタメンで、新天地デビューした。

背番号18を背負い、あのアーセナルの赤と白のユニホームでプレーした。日本選手10人目のプレミアリーグへのデビューとなった。

冨安も存在感を示したアーセナルは、4戦目でようやく今季リーグ戦初勝利。開幕から3戦3敗、0得点9失点と悪夢のスタートだったが、“冨安効果”もあってか、ようやく最下位を脱出した。

冨安は今夏、セリエAボローニャからアーセナルに完全移籍。移籍金は2300万ユーロ(約30億円)ともいわれる。実に67年ぶりの開幕3連敗中のチームのカンフル剤となった。9月の日本代表での活動を終え、ドーハから英国入りし、9日にチーム練習に合流。不安視された労働許可証取得も無事クリアし、新天地でのピッチに立った。

前半、冨安は攻守とも上々のプレー。前半終了間際に、右サイドを駆け上がり、好機でこぼれ球に反応。惜しいボレーシュートを放つなど、存在感を示した。

後半も開始からプレーし、0-0の後半17分に交代で退いた。その4分後、FWオバメヤンが、待望の先制ゴールを決めた。このまま逃げ切り、冨安も新たな仲間と、勝ち点3を味わい、笑顔を見せていた。

 

★データ プレミアリーグで日本人選手のリーグ戦出場は冨安が10人目。初出場が先発だったのは、12-13年のMF香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)、15-16年のFW岡崎慎司(レスター)に次いで3人目となった。

過去の2人はチームのリーグ優勝に貢献しており、今季の冨安にも名門クラブでの活躍が期待される。

<日本人選手のプレミア出場数ランキング>☆は先発デビュー

吉田麻也 154試合6得点

岡崎慎司☆114試合14得点

稲本潤一 66試合4得点

香川真司☆38試合6得点

南野拓実 29試合3得点

武藤嘉紀 25試合1得点

中田英寿 21試合1得点

宮市 亮 17試合0得点

戸田和幸 4試合0得点

冨安健洋☆1試合0得点

※11日現在