バルセロナがホームのカンプ・ノウでバイエルン・ミュンヘンに0-3の惨敗を喫した。枠内シュートを1本も打つことができなかった。前半34分にドイツ代表FWミュラーに先制点を奪われると、ポーランド代表FWレバンドフスキにも2得点を許した。

試合後、DFピケが「これが今の自分たちの姿だ」とBミュンヘンが上だったことを認める発言をしたことに対し、クーマン監督は「彼の意見に同意するよ」と敗北を受け入れつつ、「アルバは昨夜体調を崩し、(ルーク)デ・ヨングは今日がデビュー戦だった。人生では現実主義者になる必要がある。若手選手は未来があることを示したが、アグエロ、デンベレ、アンス・ファティなどが早くケガから復帰しなければいけない」とチームに問題があったことを訴えた。

試合については「バイエルンは優勝候補のひとつだ。我々は少しずつ問題な状況に陥っていった。先制点は不運だったが、後半は彼らが我々よりも優れていることを証明した。我々はバイエルンと渡り合えるように若手選手たちを次々と投入したが差があった。彼らのプレーを止めようと試みたし、前半は良かったが、フィジカル面にも差があった」と冷静に分析した。

シュートを1本も枠に飛ばせなかったことに関しては「自分たちが対戦したチームを認める必要がある。バイエルンのようなチームを苦しめるには出来が本当に良くなければいけないし、彼らが優れていたことを認める必要がある。いつも同じ話をしていることに少しうんざりしているけどね」と悔しさをにじませていた。

(高橋智行通信員)