パリ・サンジェルマンは15日、欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグ初戦でクラブ・ブリュージュ(ベルギー)と対戦する。この一戦で初めて「MNM」(メッシ、ネイマール、エムバペ)の夢の3トップが実現する可能性が高い。スペイン紙マルカは同日、欧州を席巻してきた3トップの特集を組んだ。

近年最も成功を収めた3トップはレアル・マドリードの「BBC(ベール、ベンゼマ、ロナウド)」で間違いないだろう。13-14年シーズンから17-18年シーズンまでの5年間一緒にプレーした3人の移籍金総額は2億3000万ユーロ(約299億円)。その間の総得点数は430ゴール(ベール87点、ベンゼマ102点、ロナウド241点)で、4度の欧州CL優勝を含む計13タイトルを獲得している。

バルセロナの「MSN(メッシ、スアレス、ネイマール)」は14-15年から16-17年シーズンまでの3年間形成された。スアレスとネイマール獲得にかかった総額は1億6990万ユーロ(約221億円)。総得点数は354ゴール(メッシ150点、スアレス114点、ネイマール90点)で計9タイトルを獲得した。

リバプールのマネ、サラー、フィルミノは17-18年シーズン以降、3トップを形成してきた。移籍金総額は1億2420万ユーロ(約161億円)。総得点数は275ゴール(マネ84点、サラー128点、フィルミノ63点)で、計4タイトルを獲得している。

パリSGのエムバペ、カバニ、ネイマールは17-18年シーズンから19-20年シーズンまでの3年間、ともに戦った。移籍金総額は4億3150万ユーロ(561億円)と非常に高く、総得点数は230ゴール(エムバペ90点、カバニ70点、ネイマール70点)。計10タイトルを獲得した。

そして今季、パリSGで新たな夢の3トップが生まれることになる。ネイマールとエムバペの移籍金総額が3億6700万ユーロ(約477億円)である一方、メッシは移籍金ゼロで加入した。クラブ・ブリュージュ戦で「MNM」実現に大きな注目が集まる。(高橋智行通信員)