パリ・サンジェルマンでスポーツ・ディレクターを務める元ブラジル代表MFのレオナルド氏(52)が、今季限りで契約の切れるフランス代表FWエムバペについて「今季終了後にクラブを去るとは思わない。彼とパリSGの関係は深い。誰もエムバペのいない未来は考えていないし、私も想像できない」と話し、来季以降もパリSGでプレーする見通しを示した。ESPN電子版が報じた。

今夏の移籍市場でレアル・マドリードから獲得の意思を示されていたエムバペ。Rマドリード関係者はESPNの取材に対し、移籍金1億6000万ユーロ(約208億円)、同1億8000万ユーロ(約234億円)と2度のオファーの後、移籍期間最終日の8月31日に2億ユーロ(約260億円)のオファーを出したと明かしていたという。

だがレオナルド氏はこの2億ユーロのオファーについては存在そのものを否定。「率直に言ってRマドリードのやり方は好きじゃない。エムバペへのオファーも十分じゃないし、我々が彼を獲得した時に支払った額よりも安い金額だ。人々がちまたで話している最後の(2億ユーロの)オファーはウチに届いてすらいない」などと話した。

ESPNによるとレオナルド氏は「メッシ、ネイマール、エムバペのトリオは1年限定で見るようなものじゃない」と断言。「それぞれの特長でお互いを補い合う関係で、3人の間に嫉妬のようなものは見られない」と来季以降もトリオが継続されることを期待しているという。