レアル・マドリードが、FWロドリゴの終了間際のゴールで1-0の劇的な勝利を収めた。試合後、アンチェロッティ監督(62)が記者会見に出席し、インテル・ミラノ戦の勝利を振り返った。

イタリア人指揮官はアウェーでの勝利に「ゲームはとても激しいものだったが、インテルが前半、ハイプレスをかけて多くのエネルギーを費やし、高い代償を払ったことに注目しなければいけない。前半は彼らが優れていたが、後半は我々がより良いパフォーマンスを披露した。チームのフィジカル面のレベルは非常に高く、私にはバルベルデ、カマビンガ、ビニシウスなどのエネルギッシュな選手たちがそろっている」。相手が後半に入りペースダウンしたことを強調した。

MFアザールを90分間ベンチに置いた理由については「後半、投入することを考えたが、インテルが中央をしっかりと固めていたので、外側から攻撃を仕掛けることを目指し、ロドリゴとビニシウスをサイドに配置した」と説明した。

決勝点を決めたロドリゴについては大絶賛。「私は選手たちに、途中出場した選手が試合を決めることが度々あるということを話してきたし、ロドリゴにはどのくらい出場するかではなく、どのようにプレーするかが重要だということを伝えたよ。そして彼は今日、ゴールだけでなく、守備面でもハードワークをしてチームを助け、素晴らしい役目を果たしてくれた」と話し、プレーの量よりも質が大切であると訴えた。

決勝点をアシストした若干18歳のMFカマビンガだった。「彼はレアル・マドリードでプレーできる選手なので、我々は契約を結んだんだ。非常に若いながらも高いクオリティーを備えているし、今後大きく伸びる可能性を秘めている。守備面を改善する必要があるが、将来的に改善されていくはずだ」と大きな期待を寄せていた。(高橋智行通信員)