リバプールやレアル・マドリード、マンチェスター・ユナイテッドなどで活躍した元イングランド代表FWマイケル・オーウェン氏(41)が「パリ・サンジェルマンはメッシが加わって弱くなった」と主張した。英デーリーメール電子版が報じた。

この日はバルセロナを退団したメッシがパリSGに加わってから公式戦初先発。ネイマール、エムバペとともに夢の「MNMトリオ」を結成し、大量得点が期待された。だが終わってみればクラブ・ブリュージュの守りの前に3人は無得点。エムバペが右足首を痛めて後半立ち上がりに交代を余儀なくされるアクシデントもあった。

オーウェン氏は「彼ら(MNMトリオ)個人個人はそれぞれ驚異的な選手たちだ。だが3人そろうと(攻撃力が)弱くなる。なぜパリSGが優勝候補の一角と言われるのかまったく理解できない」と酷評。「イングランドのチーム(チェルシー、リバプール、マンチェスター・シティー、マンチェスター・ユナイテッド)の方がはるかに優れている」と話した。

一方、オーウェン氏とマンチェスターU時代にチームメートだった元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏(42)は「3人へボールをつなぐベラッティやゲイエ、ワイナルドゥムらとうまく組み合わせれば」と、起用法次第ではMNMトリオが得点力を発揮する可能性が高いと指摘した。

その上で「3人はもっと(守備面でも)仕事をする必要がある。ちゃんと戻ってくるとか。ネイマールはできていたが、エムバペも若いのだからやる必要がある」と話し、「メッシの獲得よりもGKドンナルンマやDFセルヒオラモスの獲得の方がCL優勝の可能性を高めていると思う」と、この日はプレーしなかった2人の名前を挙げていた。