バルセロナから新加入のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(34)がさえない表情でベンチに退いた。

メッシはリヨン戦に先発し、本拠地パルク・デ・プランスでのデビューを果たした。この日は3トップの一角ではなく、4-2-3-1のトップ下でプレー。だが無得点で後半31分に交代した。

メッシは明らかに不機嫌そうな表情で、ポチェッティーノ監督が差し出した手に対し、軽く手を出すそぶりは見せたものの触れることはなく、歩みを止めずにそのままベンチに戻った。

英デーリーメール紙電子版は「鋭い表情でポチェッティーノ監督を見て、握手を冷たくあしらったように見えた」と記した。

ただ同監督が後半37分から投入したFWイカルディが1-1の後半ロスタイムにエムバペの左クロスをヘディングで決勝ゴール。結果的に采配を当たった形となった。

ポチェッティーノ監督は試合後「我々はチームにとって良い決断をしなければならない。時にそれが選手を喜ばせ、そうでない時もある」と話した。

ただデーリーメール紙は「メッシは前半はこの試合で一番良いプレーヤーだった。32分にはゴールしそうな場面もあった」と、ネイマールのヒールパスを受け、惜しいシュートを放ったプレーについても触れており、次戦22日メッス戦に期待が集まる。