欧州王者チェルシーが3-0でトットナムとのロンドンダービーを制した。

トットナムの頑張りもあり前半は0-0。チェルシーのトゥヘル監督は後半頭からイングランド代表MFマウントに代わって、フランス代表MFカンテを投入。これがすべての流れを変えた。

マウントが2シャドーの一角を担う3-4-2-1から、カンテ、ジョルジーニョ、コバチッチが中盤を務める3-5-2にシステム変更。思い通りにパスがつながるようになると試合は一方的な内容となった。

後半4分の先制点こそ左CKからDFチアゴシウバが頭で決めたものだったが、同12分の2点目はフリーになったカンテが放ったミドルシュートが相手に当たって方向が変わり、ゴールに吸い込まれたもの。その後も後半ロスタイムのダメ押し3点目まで攻め続けた。

トゥヘル監督は英スカイの取材に対し「前半45分間は良くなかった。デュエルでの強度、エネルギー、厳しさに欠けていた。でもカンテがいると、中盤で必要なものがすべて手に入る。運動量、強度、ボール奪取、テクニックのあるプレー、オフ・ザ・ボールの動き、ドリブル、ゴールへ向かう動き、そして今日はゴールまでも奪ってくれだ」。足首のけがでここ2試合欠場していた身長168センチの“小さな巨人”を絶賛していた。