【マドリード=高橋智行通信員】レアル・マドリードからマジョルカへ期限付き移籍している日本代表MF久保建英(20)が所有元との一戦に先発も、前半のみで途中交代となった。チームは1-6で大敗を喫した。

前節に続いて右サイドで出場。0-1の前半5分にはロングパスを受けるとDFとうまく入れ替わってドリブルでペナルティーエリアへ進入。そのまま左足シュートもとらえきれず、チャンスを逃した。また13分にはスローインから中央で競られたこぼれ球を左足ダイレクトで狙ったが、枠上へ外れた。

試合はレアル・マドリードが一方的に攻める展開の中、守備に追われながら攻撃の機会をうかがうそうした中で途中から右足を気にする様子を見せ、前半途中からウオーミングアップを始めていたMFババと後半開始から交代した。右サイドをドリブルで駆け上がってFWベンゼマとやりあった際に右太ももを痛めた可能性があり、久保が自ら交代を要請したとの情報もある。前半最後まで足を止めることなくプレーは続行しており、大きな負傷ではないとみられる。

試合は前半終了時点でレアル・マドリードがFWベンゼマの先制点とMFアセンシオの2ゴールで3-1とリード。マジョルカは新戦力の韓国代表イ・ガンインがミドルシュートを決めて1点。しかし後半に入ってもレアル・マドリードの勢いは止まらず、マジョルカは6失点で敗れた。