欧州王者チェルシーのトーマス・トゥヘル監督(48)が24日、マンチェスター・シティーとの大一番に向けた前日会見に出席。「これは自分とペップ(マンチェスターCグアルディオラ監督)の戦いではない。テニスやチェスの試合をするわけではないんだ」と話し、“名将対決”として取り上げられることへの違和感を示した。

チェルシーは昨季途中トゥヘル監督が就任して以来、公式戦でマンチェスターCに3連勝中。それでも同監督は「正直言って、3試合とも五分五分だったと思う」と話し、グアルディオラ監督とどちらが優秀な監督か? と問われても「自分にとってその質問は存在しないも同然だ。答えられないのだから。君たち(メディア)はずっと話し続けるかもしれないけど」とつれなかった。

トゥヘル監督は「私はペップを最高にリスペクトしている。彼が指導者になったその日から、バルセロナ、バイエルン・ミュンヘン、マンチェスターCと、行く先々で残したインパクトは絶大だ。彼が勝ち取ったトロフィーとその影響力を考えたら『ペップより自分の方が良いコーチだろうか?』なんて考えるのもおこがましい」と、グアルディオラ監督へのリスペクトを示していた。