イングランド2部ウェストブロミッジのアイルランド代表FWカラム・ロビンソン(26)が、2度新型コロナウイルスに感染しながら、いまだにワクチンを接種していないと明かした。

ロイター通信によると、同FWは昨年11月にコロナに感染。今年8月に再び感染し、9月のワールドカップ(W杯)欧州予選に出場できなかった。その上で「2度も感染するなんて迷惑な話だけど、僕はワクチン接種をしていない。将来的には気が変わって接種する可能性はあるけど、現時点ではしていない」と説明。

「接種をさせたがる監督や人々がいるのは分かっているけど、誰もが選択肢を持っていて、自分がしたいようにできる。僕も他人に強制したりしない。それは自分の判断だし、自分の体だから」と話した。

英メディアは先週、選手のワクチン接種率が50%を超えているのは、プレミアリーグ20クラブ中、7チームだけだと報道。またリバプールのクロップ監督はワクチン接種の拒否を飲酒運転に例えて、他人を危険にさらすとした。

アイルランド代表のスティーブン・ケニー監督も「私は医学の専門家ではないけれど、専門家を信じている。2回ワクチンを接種した方がいいと思う」と接種を推奨しつつ「我々はそれを主張する立場にないし、個人の権利は尊重しなければならない」と、選手に強制するつもりはないと示唆している。