バルセロナからパリ・サンジェルマンへ移籍したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(34)がフランス・フットボール誌のインタビューに登場。「バルサ退団を全く予期していなかった」と語った。以下、一問一答。

-バルセロナと別れを告げることになった経緯について

メッシ 全く予期していなかった。契約書にサインし、すぐに練習を再開するつもりだったから。全てが解決し、ただ契約書に自分の名前を書くだけだと思っていた。でもバルセロナに到着した時、『もう契約は無理だ。残留することはできない。他のクラブを探す必要がある』と言われたんだ。なぜならバルセロナにはもう僕と契約延長する手段がなかったから。そのため僕はプランを変更することになった。

-その時の気持ちは?

メッシ それを受け入れるのは本当に難しかった。家を出なければならず、家族の生活が大きく変わることになるから。子供たちも転校し、新しい場所に一緒に行く必要があった。そのようなことは自分のキャリアの中で初めてのことだった。僕も家族もバルセロナでキャリアを終えると決めていたから。とても難しいことだったけど、その試練をみんなで一緒に乗り越えた。さまざまなことが頭をよぎったが、僕にはバルサを離れる以外の選択肢はなかった。

-パリSGに決まった経緯は?

メッシ 将来について考え始めた時にパリ・サンジェルマンからオファーを受けた。他のクラブからもオファーはあったけど、すぐに合意に至った。あのような状況での非常に難しい交渉だったし、実質的に一晩という短い時間で全てを解決しなければいけなければいけなかったので簡単ではなかったけど。パリSGの今後の計画やクラブが望むこと、所属している選手などに魅了されたんだ。それら全ての要素によって、迅速に合意にすることができた。(高橋智行通信員)