東京オリンピック(五輪)でも活躍したバルセロナのスペイン代表MFペドリ(18)の契約解除金が、現在の4億ユーロ(約520億円)から10億ユーロ(約1300億円)に上昇する予定だという。スペイン紙マルカが14日に報じた。ビッグクラブからの引き抜きを防止するため。この金額は、レアル・マドリードのフランス代表FWベンゼマ(33)とウルグアイ代表MFバルベルデ(23)に並び、スペインリーグのトップタイの数字になる。

ペドリの現在の契約は、2年間の延長オプション付きの来年6月30日まで。同紙によれば、契約期間は26年6月30日まで延長されるという。この契約延長交渉は順調に進んでおり、早ければ15日にも正式発表される見込み。

また、ペドリと同じ18歳で、バルセロナの将来を担う逸材と言われるスペイン代表FWアンス・ファティも現在、クラブと契約延長の交渉中で、ペドリ同様に契約解除金が大幅に上昇すると予想されている。

スペインリーグの契約解除金トップ10は、バルセロナから期限付き移籍でアトレチコ・マドリードに所属するフランス代表FWグリーズマン(30)の8億ユーロ(約1040億円)を除き、レアル・マドリードの選手で独占されている。今夏バルセロナを退団し、パリ・サンジェルマンに移籍したアルゼンチン代表FWメッシ(34)は7億ユーロ(約910億円)に設定されていた。(高橋智行通信員)