アイントラハト・フランクフルトFW鎌田大地がホームでのオリンピアコス(ギリシャ)戦で今季公式戦11戦目で初ゴールを決めた。チームは3-1で勝利し、D組首位に立った。

 

鎌田はキャプテンマークを巻いた長谷部誠とともに先発出場。前半13分には長谷部を起点にした攻撃で右クロスに鎌田がヘディングシュートを放ち、これはゴール左に外れたが、Eフランクフルトがペースを握った。同26分には先制。鎌田のスルーパスに抜け出したボレが倒されてPKを獲得し、ボレ本人が決めた。

同30分にはPK献上から同点に追いつかれるが、同ロスタイムにCKからの流れで、最後はトゥレが勝ち越しゴールを奪った。

後半も攻勢のEフランクフルトに待望の追加点を挙げたのが鎌田だった。後半14分、パシエンシアのミドルシュートが相手GKにはじかれたところに詰めて、押し込んだ。

鎌田は欧州リーグ通算7点目。ザルツブルク(オーストリア)時代に6得点を挙げた南野拓実を上回って日本選手(単独)最多となった。

 

試合はボール支配率こそ50%対50%だったが、シュート数は相手の5本(うち枠2本)に対してEフランクフルトは18本(同6本)と圧倒。グラスナー監督は「今日はうまくいった。2人のストライカーと10番(コスティッチ)を中心に、ボール保持に自信を持つ相手の守備的MF陣を攻略した」と振り返った。

パシエンシアは「僕はストライカーだから、もちろん常に得点を挙げたいと狙っているよ。でも、できることでチームの役に立ててうれしい」。自らのシュートは阻まれ、鎌田の得点につながったが、チームの勝利に貢献できたことを喜んでいた。