バルセロナと2027年まで契約延長したスペイン代表FWアンス・ファティ(18)が、メッシの背番号を引き継いだことについて「プレッシャーではなくモチベーション」と語った。

バルセロナは20日、アンス・ファティとの契約を2027年6月30日まで5年間延長し、契約解除金をペドリと同じチームトップの10億ユーロ(約1300億円)に設定したことを発表した。

アンス・ファティがその翌日、契約延長会見を実施し、今夏退団したメッシの背番号10を引き継いだことについて、「他の選手がつける可能性もあったけど、幸運にも僕が背負うことになった。それをオファーしてくれたキャプテンたちに感謝しているよ。僕はバルサにいるので、あらゆることに対して備えておく必要があるし、10番をつける準備もできていた。それはプレッシャーではなくモチベーションだ。誰もレオがやってきたことに並ぶことなどできないので、僕は自分の道を進まなければならない。数字を見るのではなく、ただ自分が貢献できることについて考えているよ」と感想を述べていた。

他のクラブからオファーについては「僕は初日から自分の第1選択肢はバルサでプレーを続けることだとジョルジュ(代理人)に伝えていた。他のオファーもあったが、僕はずっとここで成長し、成功を収めたいと思っていた」と、バルサ残留以外の考えがなかったことを明かした。

24日に開催されるレアル・マドリードとのクラシコについては「クラシコを戦うことはいつも大きなモチベーションだ。レアル・マドリードは僕たちの偉大なライバルだからね。勝利するためにチームが全力を尽くすことを確信しているし、改善すべき点は常にあるが、僕はこのチームを信頼している。クラシコに有力候補は存在しないが、僕たちがホームでプレーすることはアドバンテージになるだろうね」と言及した。(高橋智行通信員)