日本代表DF冨安健洋が所属するアーセナルはアストンビラを3-1で下した。前半23分にトーマス、同ロスタイムにオーバメヤン、後半11分にスミス・ロウがゴールを奪い、後半37分の1失点だけに抑えた。冨安は右サイドバックでフル出場した。

今季開幕3連敗と一時は最下位に沈む最悪のスタートだったアーセナルだが、冨安の加入した9月以降はリーグ戦無敗(4勝2分け)と復調、この時点で順位も9位まで上げてきた。

同クラブによると、アルテタ監督は「いいね。厳しいスタートだったけど、結果との整合性が向上した。もっとうまくやらねばならないこともあるが、今日のパフォーマンスと結果には満足している」などと振り返っている。

好調の要因について「偶然ではない。分析をし、話し合い、正しい方法を見つけたからだ」とし、同時にクリスタルパレスと2-2で引き分けた前節の後、ロッカールームなどで反省点を話し合うなど、選手の反応がよかったことも明かした。「我々はリーグの中で最も若いチームですが、それは言い訳にならない。年齢を変えることはできない。適切な解決策と適切な配置で、彼らがそのレベルでプレーできることを信じる必要がある」とも。

この日の冨安ら守備陣の活躍もあって、前半は相手シュートなし。「ゲームをコントロールし、思い通りに進めることができてうれしい」。序盤からペースを握っての勝利だった。