27年まで契約延長したバルセロナのスペイン代表FWアンス・ファティ(18)が、今夏退団したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(34=パリ・サンジェルマン)の背番号10を引き継いだことについて「プレッシャーではなくモチベーション」と語った。

ファティは契約延長会見の際に「他の選手がつける可能性もあったけど、幸運にも僕が背負うことになった。それをオファーしてくれたキャプテンたちに感謝しているよ。僕はバルサにいるので、あらゆることに対して備えておく必要があるし、10番をつける準備もできていた。それはプレッシャーではなくモチベーションだ。誰もレオ(メッシ)がやってきたことに並ぶことなどできないので、僕は自分の道を進まなければならない。数字を見るのではなく、ただ自分が貢献できることについて考えているよ」と自分らしい10番像を描いていく。

他クラブからオファーについては「僕は初日から自分の第1選択肢はバルサでプレーを続けることだとジョルジュ(代理人)に伝えていた。他のオファーもあったが、僕はずっとここで成長し、成功を収めたいと思っていた」とバルサ残留以外の考えがなかったことを明かした。

バルセロナは20日、ファティとの契約を2027年6月30日まで5年間延長し、契約解除金をMFペドリ(18)と同額となるチームトップの10億ユーロ(約1300億円)に設定したことを発表していた。(高橋智行通信員)