バルセロナのロナルド・クーマン監督(58)が26日、監督を退いた場合の“隠居”プランを明かした。

27日にスペインリーグ第11節でR・バリェカノとアウェーで対戦する中、前日会見に出席。クーマン監督は24日のレアル・マドリード戦に1-2で敗れ、クラシコ3連敗。チームも現在9位と波に乗れていない。そんな中、報道陣から「楽しめているか」と問われると、同監督は「もしいつの日か楽しめなくなったら私は監督を辞め、週に5回ゴルフをして穏やかに過ごすよ。難しい状況にあるが、このクラブには未来がある」と答えた。

「監督として嫌なこともあるが、私は選手たちと一緒にいることや練習に取り組むこと、試合の準備をすること、分析し、決断を下すことなどが好きだ」と前向きな姿勢を示し「私は先日の試合(クラシコ)は、結果ではなく雰囲気がとても好きだった。ささいな点が試合の勝敗を分けたし、我々は別の結果を得るに値したが、もう少し運が必要だった」と続けた。

またクラシコで右膝に違和感があったFWアンス・ファティについては「違和感を抱えていたが、けがの影響によるものではない。(R・バリェカノ戦に向けた)招集メンバーには入れたが、まだ疑わしい状態なので、明日、マドリードに連れていくかどうか決定するつもりだ」と、ギリギリまで様子を見ることを明かした。(高橋智行通信員)