スールシャール監督の進退問題が取り沙汰されているマンチェスター・ユナイテッドが、1-4でワトフォードに大敗した。

マンチェスターUは前半だけで0-2とリードを許す苦しい展開。しかし後半5分に反撃ののろしを上げた。MFサンチョの右クロスをゴール前のFWロナウドが頭で折り返し、後半開始から途中出場していたMFファンデベークがヘディングで押し込んで1点差に迫った。

だがこの良い流れをぶち壊したのが主将のDFマグワイア。後半17分に相手を倒してイエローカードをもらうと、同24分には相手MFクレバリーにボールを奪われそうになり、慌てて危険なタックル。2枚目のイエローカードで退場となった。

1人少なくなったマンチェスターUは、ロナウド、ファンデベーク、サンチョ、ブルーノ・フェルナンデスらの個人技からなんとかチャンスをつくっていたがロスタイム2分にショートカウンターから失点。さらに4分後にはGKからのゴールキックを受けた相手FWデニスに、そのまま4点目のゴールをたたき込まれた。

ロナウドは試合前、自身のインスタグラムに「もう1度袖をまくり、仕事をする時だ。今季勝ち取ろうとしているものを追い求めよう」と記していたが、あえなく大敗。

ブルーノ・フェルナンデスやGKデヘアは試合後、監督ではなく選手が責められるべきだと主張したが、スールシャール監督の解任を求める声がさらに増えるのは避けられない。同監督の「私は自分自身を信じている。我々はこの状況を好転させることができると信じている」という言葉がむなしく響いた。