ACミランのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(40)が、14日のワールドカップ(W杯)欧州予選・スペイン戦で相手DFアスピリクエタに背後からタックルし、イエローカードをもらったことについて「わざとだ」と明言した。

イブラヒモビッチは後半ロスタイムのCKの場面でアスピリクエタに後ろから近づき、自分の左肩を思い切りぶつけて倒した。同DFは痛みで少しの間、立ち上がることができず、イブラヒモビッチは警告を受けた。そのためW杯出場をかけた来年3月のプレーオフ初戦に出場できなくなった。

イブラヒモビッチは英ガーディアン電子版のインタビューで「あれはわざとやった。胸を張って言える。ウチの選手に対してばかなまねをしたからだ。ヤツは偉そうに振る舞った。(故意のタックルは)良くないことだがヤツに分からせようとしたんだ」と、自分のタックルが報復行為だったと説明した。

アスピリクエタのどの場面での態度が問題だったのかは明言しなかったが「あいつは、オレに対してそれをやる勇気はないんだ。グラウンドに倒れている(スウェーデンの)選手をばかにしてはいけないし、ほえていない犬に対して攻撃しないだろ。向かってくる相手と戦えよ。20歳のナイスガイをいじめることなんか簡単なんだよ」と、自軍の若手選手が何かされたことを示唆していた。