新指揮官のシャビ監督(41)が率いるバルセロナ(スペイン)の決勝トーナメント進出(16強)に暗雲が垂れ込めてきた。

バルセロナは前半43分にFWデミルのシュートがバーをたたくなど惜しい場面もあったが、ベンフィカ(ポルトガル)とスコアレスドロー。勝っていれば決勝T進出が決まっていたが、ベスト16をかけて最終節を戦うことになった。

最終節では、今大会初戦で0-3と完敗しているバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)と戦う。もしこの試合で引き分け以下で、同じ最終節でベンフィカがディナモ・キエフ(ウクライナ)に勝つと、ベンフィカが逆転の2位で16強に進み、バルセロナはグループ3位で今大会を終えることになる。

バルセロナのDFアラウホは試合後「僕らはまさに監督の要求どおりにプレーした。高い位置からプレスをかけて。ただ、試合を決めるゴールだけが足りなかった。良くプレーしたとは思うが、後味の悪い試合になった。勝つために来ていたわけだから。(最終節が行われる)ミュンヘンではシンプルに勝つしかない」と話した。