バルセロナが今冬の移籍市場で、スイス1部バーゼルのブラジル人FWアルトゥール・カブラウ(23)を獲得候補に挙げているとスペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が25日に報じた。

バルセロナが獲得に動く場合、クラブの財務状況が厳しいため、買い取りオプション付きの期限付き移籍になるもよう。給与はチーム最低レベルで、買い取る場合の移籍金も800万ユーロ(約10億4000万円)~1000万ユーロ(約13億円)程度になる見通しだ。

アルトゥールは昨夏パルメイラス(ブラジル)から移籍金600万ユーロ(約7億8000万円)、23年6月30日までの3年契約でバーゼルに入団。今季ここまで公式戦24試合で23得点を記録している。10月にはデビューはおあずけとなったがブラジル代表にも初招集された。

最終的に判断するのはシャビ監督で、獲得には他の選手の放出が必要。だが金銭的に手頃で、即戦力になれることを考慮し、バルセロナは強い関心を示しているという。(高橋智行通信員)