日本代表DF冨安健洋が所属するアーセナルのミケル・アルテタ監督(39)が、元監督のアーセン・ベンゲル氏(72)に何らかの役職でクラブに戻ってきてもらえるよう要請していると、英BBC電子版が報じた。

ベンゲル氏は96年~18年にアーセナルを指揮。03-04年シーズンの無敗優勝を含めてプレミアリーグを3度制覇した。またFA杯は7度優勝を飾った。現在は国際サッカー連盟(FIFA)の「chief of football development(サッカー発展部門のチーフ)」を務めている。

現役時代、ベンゲル氏のもとで5シーズンを過ごしたアルテタ監督は「彼にもっと近くにいてもらえたらうれしい。ここで周囲を眺めるだけで良い時間を過ごせると思うんだ。みんなが彼をリスペクトし、彼をたたえ、愛しているから。彼の実績、そして人間性によってね」と話しているという。

正式なオファーを出しているのか? と聞かれたアルテタ監督は、すでにベンゲル氏と連絡を取っていることを明言。役職が何になるかは明かさなかったが「彼が近くにいてくれることは私のためになるし、クラブにとっても良いことだと思う」と話したという。