プレミアリーグのサウサンプトンのユースチームで25年にわたって性的虐待を働いた元コーチのボブ・ヒギンズ被告について、チームが委託した第三者機関は「うわさを放置し少年たちを守ることができなかった」と結論づけた。

英メディア「スカイ・スポーツ」の電子版が報じている。同被告は19年に禁錮24年の判決を受けている。

ヒギンズ被告は71年から96年まで少年たちへ虐待を続けていた。サウサンプトンは子供の慈善団体に調査を委託。報告書によると、クラブ経営陣は虐待のうわさを聞いていたにもかかわらず、調査に乗り出さなかったとし、特に1989年の虐待の訴えを直ちに警察に通報しなかったことを批判した。クラブは調査結果を受け入れ、被害者に「長年にわたって苦しんできた方々におわびいたします」と謝罪の声明を出した。