マジョルカがホームでヘタフェと引き分けた。9月22日のレアル・マドリード戦で右膝半月板を負傷した日本代表MF久保建英(20)が戦列復帰。スペイン各紙の評価は厳しかった。

久保は後半23分から、昨季期限付きで所属した“古巣”相手に途中出場。9試合ぶりのピッチで右サイドハーフでプレーした。マルカ紙の採点は1点(最高3点)。チームトップはバリエント、ルッソ、ジャウメ・コスタ、ババの4人で2点。それ以外の8人は久保と同じ1点だった。

マルカ紙は久保について「タケはマジョルカにとって、ここ7試合でわずか勝ち点5しか獲得できていないという危機的状況を終わらせるための希望となっている」と期待を寄せつつも、試合の出来については「タケだけでなくマジョルカの全員がヘタフェの厳しい守備に抑えられ、GKダビド・ソリアを苦しめることができなかった」とした。

アス紙の評価も1点。李康仁がチームトップの2点、それ以外の11人は久保と同じ1点だった。

久保は今季ここまでリーグ戦7試合(先発5試合)、436分に出場し、得点、アシストともにゼロ。

チームもリーグ戦7試合未勝利で、3勝7分け5敗の勝ち点16。暫定14位と徐々に順位を落としている。今後は12月1日にスペイン国王杯1回戦で4部ヒムナスティカ・セゴビアーナ、同4日のリーグ戦で昨季王者アトレチコ・マドリードと対戦する。(高橋智行通信員)