今季レアル・マドリードからパリ・サンジェルマンに加入したDFセルヒオラモス(35)がついに新天地デビューを果たした。

アウェーで行われたサンテティエンヌ戦に先発。DFマルキーニョスとセンターバックでコンビを組んで、フル出場を果たした。

セルヒオラモスはパリSGに移籍して以来、膝やふくらはぎのけがのため、公式戦出場がなかったが、地道にリハビリに励み、24日の欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグのマンチェスター・シティー戦でベンチ入り(出番はなし)。そして28日のサンテティエンヌ戦でピッチに立った。相手パスを積極果敢にカットしたり、ゴール前に走り込んでヘディングシュートを狙ったり“らしい”ところをみせた。

試合はパリSGが1点を追う前半45分、相手DFコロジエチャクがエムバペに危険なスライディングを行って一発退場。そのプレーで得たFKをメッシが蹴り、ゴール前のマルキーニョスがヘディングで押し込んで同点に追い付いた。

後半34分には中央メッシのアシストから右サイドのディマリアが左足シュートを決めて勝ち越し。同ロスタイムにもメッシの左クロスをマルキーニョスがヘディングで押し込んでダメ押しした。メッシは全3点をアシストする活躍で、かつてのライバル、セルヒオラモスのデビュー戦に花を添えた。

ただ、パリSGは終了間際に、スライディングを受けたネイマールが相手の足に乗り上げる形で左足首をひねって倒れ、もん絶。そのまま立ち上がることができずに担架で運ばれた。見た感じでは重傷必至のけがで、パリSGにとっては素直に喜べない一戦となってしまった。