インテル・ミラノに所属するチリ代表FWアレクシス・サンチェス(32)が今冬、古巣のバルセロナに戻る可能性がありそうだ。スペイン紙アス電子版が15日に報じた。

同紙によると、バルセロナのシャビ・エルナンデス監督が現在、チームに特に不足しているのがウイングとセンターフォワードの2つのポジションだと考えているという。この中で前者についてはマンチェスター・シティーのスペイン代表FWフェラン・トーレスを最有力候補に挙げており、すでに交渉を始めているとのことだ。しかし、バルセロナのオファー額とマンチェスター・シティーの希望額の間には約1500万ユーロ(約19億5000万円)の隔たりがあり、合意に達するのは簡単ではないとみられている。

そのためバルセロナはこの交渉が決裂した場合の新たな選択肢として、アレクシス・サンチェスを考えているとのこと。シャビ監督は現役時代、一緒にプレーしているため、特徴を完璧に把握しており、得点に貢献できる選手だと判断しているという。

(高橋智行通信員)